ふわふわした毛につぶらな瞳がとてもかわいらしいポメラニアン。
見ているだけで思わず笑顔になってしまうくらいかわいらしい彼らですが、いざ飼おうと思った時、どんな性格なのか、飼いやすいのかはとても気になるポイントですよね。
実は「性格が悪い」なんていう噂も聞くけど本当なんでしょうか。
そこで今回は、ポメラニアンが性格悪いといわれる理由は?飼いにくい?ということで、ポメラニアンの性格について詳しく調べてみましたので、ご覧ください。
ポメラニアンの主な性格
ポメラニアンの先祖は、ソリをひくための使役犬であったサモエドや牧羊犬であるジャーマンスピッツであると言われています。
大型犬の犬種が、愛玩犬用として小型化され、現在の形になったのです。
主な性格としては、以下があげられます。
- 勇敢
- 警戒心が強い
- 好奇心旺盛で、興奮しやすい
- 自立心が強く、頑固な一面も
- 甘えん坊
牧羊犬は自分より体の大きな家畜に向かって吠えて指示を出すという仕事をするため、自分より大きなモノをなんとも思わない勇敢さ、そして吠えて自分の指示を出すという自己主張(自立心)の強さを持つことが多いのです。
上記の性格は、かつて牧羊犬のような使役犬であった犬種によくみられる性質と言えます。
ポメラニアンはなぜ性格が悪いと言われるのか
以上の性格を踏まえて、なぜポメラニアンは性格が悪いと言われてしまうのかを考えてみます。
・自立心が強く、頑固な一面も ⇒ わがまま、気が強い、しつけに手を焼くことも
・甘えん坊 ⇒ (飼い主の気分次第では)鬱陶しく感じてしまうことも
これらの性格にはそれぞれよい面もある一方で、上記のように悪くとらえられてしまう側面もあります。
使役犬であった先祖の血をひき、総合して「気が強い、よく吠える」という性質を持つために、性格が悪いと言われてしまうようです。
では、それぞれ詳しくみていきましょう。
<勇敢、警戒心が強い、好奇心旺盛、興奮しやすい>
これらは、使役犬であった犬によく現れる性格です。
よい面を言えば、番犬向きであるということですね。
よく言えば元気で見ていて飽きない仔だということですが、所謂やんちゃな性格だということですね。
このような性格なので、知らない人についていって、連れ去られるという心配も少ないでしょう。
ポメラニアンは小型犬でありながら、警戒吠えの特徴が強く出る子が多く、知らない人間や犬、時には大型犬にだって吠えながら甲高い声で「キャンキャン!」と向かっていきます。
飼い主さんの体験談を見てみても、「インターホンが鳴るとよく吠える」「家の前を人が通ると吠える」という意見が多く、やはり警戒心から吠える仔が多いようです。
運動不足からのストレスも吠え癖につながるため、しつけとあわせてカバーをしていきましょう。
さらに、犬種の書籍で「噛み癖ワーストワン犬種」と紹介されていることもあるほど、ポメラニアン噛み癖が出やすい犬種です。
そういった、吠え癖、噛み癖に悩まされる人は多く、「とにかくやんちゃでどうすればいいのか」と頭を抱える飼い主さんもいらっしゃいます。
噛む力はさほど強くないので、大けがには比較的つながりにくいといえますが、子犬の頃からのしつけが大切になってきます。
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自立心が強く頑固な一面も
ポメラニアンは自立心が強く、頑固な一面もあります。
そのため、しつけに手を焼く飼い主さんも少なくありません。
このようなところが、ワガママととらえられてしまうことが多いようです。
実際「わがままで言うことを聞かず困っている」と訴える飼い主さんは少なくありません。
こう見ると悪い点ばかりが目につきますが、これは「お留守番をあまり苦痛に思わずにできる」という利点でもあります。
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<甘えん坊>
自立心の高いポメラニアンですが、飼い主のことは大好きでとても甘える仔が多いです。
ただ、遊んでほしい!と思ったら遊んでもらえるまでベッタリしてきたり吠えたりします。
これをわがまま、ととらえる人もいますが、あのかわいらいいポメラニアンに「遊んで!」としっぽをふりふりされたら思わず笑顔になってしまいますよね。
しかし、あまりにべたべたされると、飼い主のその時の気分によっては鬱陶しいと感じてしまうこともあるのかもしれません。
ポメラニアンは飼いにくいの?
ご紹介してきたように、ポメラニアンは確かに気が強く、しつけがしにくい部分も多々あります。
しかし、基本的には利口で、飼い主には従順な性格をしています。
ですから、子犬の頃からしっかりとしたしつけをすれば、教えたことはきちんと覚えてくれます。
実際に飼い主さんたちも「ポメラニアンはしつけがしやすい」と答えている人もとてもたくさんいらっしゃいます。
ただ、これは裏を返せば、初心者の方には飼うことが難しい部分があるともいえます。
賢い犬ほど初めがとても肝心です。
一度飼い主が自分より下だと認識すると、それを矯正するのにはとても苦労します。
しつけで苦労しないためにも、かわいい子犬の頃からしっかりしつけを行っていきましょう。
飼い主のことが大好きなポメラニアンには、「褒めて伸ばす方式」にしてあげるとよいでしょう。
そうすれば「性格が悪い」と言われていた部分もカバーすることができますよ。
さいごに
ポメラニアンはかわいらしい見た目とは裏腹に、少し気が強い一面を持っていることがわかりました。
しかし、吠えや噛み癖というものは、しつけ次第でどのようにもできます。
しっかりしつけをすることで、ポメラニアンとの楽しい毎日が必ず送れるようになりますよ!