大きな目に長く美しい毛が特徴のキャバリアは、とても人気の犬種です。
とてもかわいらしい見た目の彼らは、一体どんな性格なんでしょう。
ネットで検索すると実は意外に性格が悪いとか、飼いにくいとか、ネガティブな情報もちらほら見られるため、飼うのを躊躇している人もいるのではないでしょうか。
そこで今回はキャバリアが性格悪いというのは本当?飼うのは大変?ということで、そんなキャバリアの性格について詳しく調べてみましたので、これから飼いたいなあと思っている方、是非ご覧ください。
キャバリアは性格が悪いって本当?
▶ とても穏やか
▶ 誰にでもなつく
▶ 攻撃性はきわめて低い
▶ 縄張り意識はきわめて低い
▶ 好奇心旺盛で遊び好き
▶ 寂しがりや
キャバリアはイギリス原産で、かつては飼い主の足を温め、かつ、ノミから飼い主を守る役割をしていました。
基本的には昔から愛玩犬として飼われており、イギリス王室の寵愛も受けていました。
キャバリアの正式名称は「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」と言います。
この名は、17世紀に祖先犬の「キング・チャールズ・スパニエル」を可愛がっていたイギリス国宝のチャールズ2世に由来するものです。
昔から王宮や家庭で可愛がられてきたので、その性格は優しく穏やか、人なつっこく、攻撃性や縄張り意識は極めて低いのが特徴です。
まさに家庭犬として理想的な性格と言えますが、一つだけ弱点があります。
それは「寂しがりや」で「お留守番が難しい」という点です。
飼い主に限らず人が大好きで、周りに人がいない状況が耐えられないのです。
また、ほとんど人見知りをせず、初めて会った人にもなつく仔が多いので、番犬には不向きです。
しかし、一般的にはとても性格もよく、飼いやすいと表現されることの方が多い犬種です。
なぜ性格が悪いといわれるのか?
以上をふまえて、キャバリアが「性格が悪い」といわれる理由について考えてみました。
- 人なつっこく、誰にでもなつくので八方美人と思われる
- 寂しがり屋で、寂しくて鳴くことがある
個人的には「性格が悪い」どころか可愛い性格!という感じですが、しいて言うならこのあたりが理由かもしれませんね。
キャバリアを飼うのは大変なの?
▶ 賢いのでしつけもしやすく飼いやすい
▶ 留守番が苦手なのでそれだけは気を付けてあげて
キャバリアは賢く、しつけがしやすい犬種です。
かわいいからと言って子犬の頃から必要以上に甘やかすのはやめ、毅然とした態度で接しましょう。
キャバリアは好奇旺盛で遊び好きなので、散歩へ行くと自分の行きたい方へ走り出しがちですが、しっかりとリードを持ち、散歩の主導権は必ず飼い主が握りましょう。
犬を自分の横につかせ、自分より前を歩かないようにしていけば、自然と犬は飼い主が自分のリーダーであると思ってくれます。
また、キャバリアがやってはいけないことをした時には、それをした瞬間に無視をすることが一番効果的。
キャバリアは人が大好きな犬種なので、無視をされることが一番困ることなのです。
変に大きな声を出して怒るのではなく、いけないことをした時には無視をする、やめたら大げさに褒めてあげる、ということを繰り返してください。
賢いのでどうすれば大好きな飼い主が一番褒めてくれるのかを理解し、いけないことはしないようになってくれます。
また、とても寂しがりやで、一人で留守番をさせられることがとても苦手な仔が多いです。
極力一緒に過ごし、コミュニケーションをたくさんとってあげてください。
旅行へ行く時も、犬と一緒に行けるところへ行ってあげるといい思い出にもなっておすすめです。
新しいところへ出かけることはいい刺激になり、また、ストレス解消にもなります。
もし長時間留守番させることがある場合には、慣れている人やコミュニケーションをたくさんとってくれるペットホテルへ預けることをおすすめします。
仕事や様々な用事で長時間家をあけることが多い人には、飼うのが少し大変かもしれませんが、基本的には老人や小さな子供にも優しいため、飼うにあたって大きなトラブルをおこすような仔は少ないと言われています。
ただ、遺伝的に心臓病にかかってしまう仔が多いと言われており、他の犬に比べて短命になりやすいという短所があります。
病院へ行く回数が増えてしまったり、病気の世話が大変になってしまう可能性は他の犬に比べると高いかもしれまん。
さいごに
キャバリアはしつけをしやすく、飼い主をはじめ、人間のことが大好きな明るい犬であることがわかりました。
性格が悪いどころか、初心者にもおすすめの犬種と言えるでしょう。
しかし、その犬種特有の性格はありますが、基本的に大切なのは飼い主と犬との関係性、そしてしつけです。つまり、飼い主に全てがかかっていると言えます。
しつけのポイントをしっかりとおさえて、キャバリアとともに素敵な時間をすごしてくださいね。