大型犬と超大型犬の一覧!性格や体重、飼いやすさなど[3/3]

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大型犬と超大型犬の飼いやすさを種類ごとに紹介[1/3]

大型犬と超大型犬の特徴まとめ、画像付き![2/3]

大型犬・超大型犬の種類」の続きです。

※ランキング形式ではなく、犬種名の五十音順で並べています。

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ブル・マスティフ

@bullyshermanfaceが投稿した写真

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ブルドッグとマスティフの長所を兼ね備えた番犬

[犬種] ブル・マスティフ
[原産] イギリス
[別名] なし
[体高] オス:63.5~68.5センチほど メス:61~66センチほど
[体重] オス:50~59キロほど メス:41~50キロほど
[歴史] 19世紀、密猟者から狩猟地を守るための番犬として作出されました。イングリッシュ・マスティフとオールド・イングリッシュ・ブルドッグをかけ合わせることで、それぞれの長所をもたせようとした犬です。大型犬で、外観は6割ほどがマスティフ、4割ほどがブルドッグといわれています。古くから密猟者を生け捕りにする夜間の番犬として活躍してきました。
[外観] 体格は筋骨たくましく、やや胴長のがっしりとした体型をしています。額のシワ、たるんだ皮膚、V字型の垂れ耳、長い尾が特徴的です。被毛はなめらかで短く、毛色はレッド、フォーン、ブリンドルなどがあります。
[性格] 飼い主や家族には忠実かつ友好的で、その見た目に反し、非常に穏やかな性格をしています。ただ、防衛本能がとても強いため、飼い主や家族に危害を加えようとするものには勇敢に立ち向かいます。頑固な面があるので、しつけはそう簡単ではありませんが、上手くいくと優秀な家庭犬になります。
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プロットハウンド

@choff0812が投稿した写真

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卓越した追跡能力!根っからの猟犬

[犬種] プロットハウンド
[原産] アメリカ
[別名] なし
[体高] オス、メス:51~61センチほど
[体重] オス、メス:20~25キロほど
[歴史] 正確なことは不明ですが、祖先犬はブラッドハウンドとセントハウンド犬種をかけあわせて作出されたイノシシ狩りの猟犬だといわれています。非常に頑丈な体、豊富なスタミナ、高い狩猟能力、根気強い性格をもっているため、古くから猟犬(嗅覚猟犬)などとして活躍してきました。
[外観] 四肢はすらっと長く伸びており、長めの耳は垂れています。被毛は短くて硬いスムースコートで、毛色はブリンドル、グレーなどがあります。
[性格] 古くから群れで狩りを行うことが多かったため、家族と一緒にいることを好み他の犬とも仲が良いです。冷静沈着で飼い主に忠実ですが、猟犬としての気質が色濃く残っているため、家庭犬としての飼育は難しいといわれています。

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ペルービアン・ヘアレス・ドッグ

インカ帝国の聖なる犬

[犬種] ペルービアン・ヘアレス・ドッグ
[原産] ペルー
[別名] インカ・ヘアレス・ドッグ
[体高]
(小型)25~40センチほど
(中型)40~50センチほど
(大型)50~65センチほど
[体重]
(小型)4~8キロほど
(中型)8~12キロほど
(大型)12~25キロほど
[歴史] 諸説ありますが、祖先犬は約2000~3000年前のペルーの土着犬で、インカ帝国においては聖なる犬として崇められていたとされます。古くから貴族によって飼われていた歴史もあります。
[外観] この犬の体のサイズには3つの種類があります。体全体に被毛が無いのが最大の特徴ですが、たいていは頭部にわずかな毛が生えています。全体的にほっそりとした体格をしており四肢はすらっと長く、長い立ち耳となめらかな肌が特徴的です。
[性格] 人との交流を好み、特に飼い主や家族に対しては忠実かつ愛情豊かです。警戒心が強いので優秀な番犬になります。

ベルジアン・グローネンダール

Glow nen Dahl

Susannaさん(@su.sanna_)が投稿した写真

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漆黒のコートに身を包む優秀な犬

[犬種] ベルジアン・グローネンダール
[原産] ベルギー
[別名] グローネンダール、ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールなど
[体高] オス:62センチほど メス:58センチほど
[体重] オス:25~30キロほど メス:20~25キロほど
[歴史] ベルギー原産の牧羊犬のうち、「ロングコートで全身の毛色が黒」として分類されるのがこの犬です。近年では警察犬としても活躍しており、様々な分野でその優れた能力を発揮しています。
[外観] 引き締まった筋肉質な体格をしており、マズルと四肢が長く調和のとれたスタイルをしています。ピンと立った三角形の耳と、首の回りのふさふさとした長い飾り毛が、精悍で優雅な雰囲気を漂わせます。
[性格] 飼い主には忠実で愛情深い性格をしています。利口で訓練性能がとても高いため、牧羊犬だけとしてではなく護衛犬や番犬としても優秀です。

ベルジアン・タービュレン

Monjaさん(@vilmonja)が投稿した写真

人間社会に貢献する穏やかな犬

[犬種] ベルジアン・タービュレン
[原産] ベルギー
[別名] タービュレン、ベルジアン・シェパード・ドッグ・タービュレンなど
[体高] オス:62センチほど メス:58センチほど
[体重] オス:25~30キロほど メス:20~25キロほど
[歴史] ベルギー原産の牧羊犬のうち、「ロングコートで全身の毛色が黒以外」として分類されるのがこの犬です。近年ではその訓練性能や集中力の高さなどから、牧羊犬としてだけでなく警察犬、盲導犬、セラピー犬などさまざまな分野で活躍しています。
[外観] 身体はグローネンダールとほぼ同じで、長い四肢と引き締まった筋肉をもち、力強さと優雅さを兼ね備えた体型をしています。グローネンダールと違うのは「被毛の長さと色」で、この犬の被毛はダブルコートで長い上毛と密に生えた下毛から成っています。毛色は、根元が濃いフォーン、マホガニーで、先端はブラックです。後ろ脚には飾り毛があります。
[性格] 穏やかで温厚な性格をしており、飼い主や家族には忠実です。遊び好きで子供との相性も良いです。利口で素晴らしい集中力をもっているのでしつけやすく、家庭犬にも適しています。ただし、グローネンダールよりも穏やかな気質のため、番犬には不向きともいわれています。

ベルジアン・マリノア

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世界の治安を守る隠れた実力者

[犬種] ベルジアン・マリノア
[原産] ベルギー
[別名] マリノア、ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノアなど
[体高] オス:62センチほど メス:58センチほど
[体重] オス:25~30キロほど メス:20~25キロほど
[歴史] ベルギー原産の牧羊犬のうち、「ショートコートで顔・耳の毛色が黒」として分類されるのがこの犬です。古くから牧羊犬、番犬として活躍していました。現在では、その優れた判断能力、高い訓練・服従性能などを評価され、警察犬や国境警備犬などでもその能力を発揮しています。
[外観] 外見はジャーマン・シェパード・ドッグによく似ています。胸の幅は狭めで、筋肉質ながらも引き締まった細身の体型をしています。顔と耳の黒い毛色が特徴的です。被毛はショートコートで、毛色は濃いフォーン、マホガニーです。
[性格] 飼い主や家族には愛情深く、忠誠を尽くして任務を全うしようとします。警戒心がとても強いため、番犬としても優秀です。ベルジアン・マリノアの警察犬としての能力は非常に高く、ジャーマン・シェパード・ドッグのそれを凌ぐともいわれています。

ボーダー・コリー

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驚異的な身体能力と明晰な頭脳!牧羊犬のスペシャリスト

[犬種] ボーダー・コリー
[原産] イギリス
[別名] なし
[体高] オス:53センチほど メス:オスよりわずかに低い
[体重] オス、メス:14~22キロほど
[歴史] 祖先犬は、イギリスに連れてこられたトナカイ用の牧畜犬です。その後、牧羊犬の血が取り入れられて、19世紀末に現在の姿になったといわれています。コリー種はもともと牧羊犬ですが、多くのコリー種はドッグショーで活躍するために、容姿を優先した改良がなされていきました。しかし、ボーダー・コリーとベアデッド・コリーだけは、そのような改良がされることなく牧羊犬として働き続けました。このような歴史があるため、ボーダー・コリーは見た目こそ華やかではありませんが、牧羊犬としての資質、作業能力、身体能力、知能の高さはずば抜けています。イングランドでの牧羊犬競技会では、毎年のようにボーダー・コリーが優勝していますし、ブリティッシュ・コロンビア大学では全犬種の中で最も知能が高いとされています。また、多くの学者によって「牧羊犬としてシープ・ドッグ以上に優秀である」と評価されています。現在においては、世界各国で牧羊犬として活躍しているほか家庭犬としても愛されています。
[外観] 中型犬で、全体的に骨格が太く引き締まったがっしりとした体型をしています。被毛はウェーブのかかった豊かな長毛で、毛色はブラック、グレー、ホワイト・アンド・ブラウンなどです。
[性格] 服従・訓練性能が極めて高い上、頭が良く判断力に優れています。飼い主には忠実で、任務を全うしようとします。ただし、プライドが高い一面があるため、しつけには手を焼くかもしれません。牧羊犬ならではの活発さと豊富な運動量をもつため、都会での飼育は難しいといわれています。

ボクサー

Boxer Boxer_2 Boxer_3

頼りになるコワモテの甘えん坊

[犬種] ボクサー
[原産] ドイツ
[別名] なし
[体高] オス:57~63センチほど メス:53~59センチほど
[体重] オス:30キロ以上(体高約60センチの場合) メス:25キロほど(体高約56センチの場合)
[歴史] 19世紀中頃に、ドイツで誕生しました。はっきりしたことは分かっていませんが、ブレンハイザー・ブラバンソン、ブルドッグ、マスティフ、テリア種など多くの犬種の混血犬とされています。元々は牛と戦わせる闘犬として使われていましたが、現在においては世界各国で警察犬、軍用犬、盲導犬として活躍するなど、高い評価を受けています。
[外観] 中型犬で、ブルドッグにみられる皮膚のたるみは無く、全身は筋肉質で引き締まっています。体長と体高が同じくらいで、スクエア型の洗練されたプロポーションです。「アンダーショット」と呼ばれる受け口が特徴的で、顔はブルドッグに似ていますが、この犬の方が凛々しい顔つきをしています。被毛は、光沢がありなめらかで短く、毛色はフォーン、ブリンドルなどがあります。
[性格] 飼い主には極めて忠実で賢いので、しつけは容易です。そのコワモテな風貌に反して、甘えん坊な性格をしています。遊び好きなので子供とも相性が良いです。かつては闘犬だったため、危険が迫れば敵に勇敢に立ち向かいますし力と体力は申し分ないので、頼りになる番犬になります。