飼いにくい犬と聞いてどのような犬種を思い浮かべますか?
とにかく大きすぎる犬、顔が怖そうな犬、人間を噛むような犬、公園で他の犬と喧嘩ばかりする犬…。
では実際どのような犬種が飼いにくいのか、ランキング形式で紹介したいと思います。
飼いにくい犬のランキング 第1位
パピヨン
小柄で華奢、蝶の羽のような耳、美しい容姿の犬種です。
パピヨンがフランス語で「蝶」を意味することは、誰でも知っているでしょう。
頭が良いことから、警察犬として訓練されることもあるほどですが、「飼いにくい犬のランキング 1位」になってしまいましたね。
なぜでしょうか。
顔も良い、スタイルも良い。
これが人間の若い女の子なら…周りにチヤホヤされますよね?
パピヨンはこれに加えて、頭も良いのです。
かわいいモデルの女の子に甘えられて、何でも言うことをきいてしまう男性のように、飼い主さんはパピヨンのワガママを聞いてしまうことでしょう。
かれらは賢いので、自分の魅力を最大限利用するコツを知っています。
結果的に、飼い主さんは主導権を握るのが難しい状態になってしまいます。
犬世界の小悪魔ちゃんでしょうか。
かわいすぎて、危険です。
飼いにくい犬のランキング 第2位
ダックスフンド
かれらが狩りをするために品種改良された犬種であることは、ご存知の方も多いと思います。
狭い穴に入って、獲物を見つけたことをワンワン吠えて、人間に知らていました。
大きな声で吠えることが仕事だったわけです。
小さい体に似合わず、大きな声で吠えるのは、仕方のないことです。
ですが、外国人に“日本人はウサギ小屋に住んでいる”と揶揄されるほど、狭い住宅事情の日本において、かれらの吠える声は困ってしまうのです。
滅多に吠えなければ良いのですが、家族には従順なのに、他人には容赦なく、警戒心をむき出しにして吠えてしまいます。
性格が悪いなどと言われてしまいますが、飼い主さんが上手にしつけをすれば、問題はなくなるでしょう。
もうひとつの理由としては、ヘルニア・腰痛と言った腰の病気にかかりやすいということです。
ダックスフンドは、抱き方や段差の昇り降りといった腰に負担をかけやすい運動をすると、ヘルニアなどの腰の病気になりやすいのです。
飼い主が日頃から注意を払って予防することが必要な犬種です。
飼いにくい犬のランキング 第3位
ビーグル
ビーグルはダックスに比べ、飼育するご家庭が少ないことから「飼いにくい犬のランキング 第3位」になりました。
かれらもまた吠えて獲物を追い詰める猟犬として品種改良されました。
かつての習性の名残(なごり)で、よく吠え、声も大きいことがあげられます。
体臭は犬の中では強めで、ダブルコートのため抜け毛も少なくありません。
性格がかなりマイペースであるため、しつけに多くの時間が取れないと、飼育は難しいでしょう。
飼いにくい犬のランキング 第4位
柴犬
一昔前なら、ダントツの1位になりそうな柴犬ですが「飼いにくい犬のランキング 第4位」に落ち着きました。
近年柴犬は性格がずいぶんと穏やかになりました。
以前は、カミソリのように触るものみなナントカ…という性格で喧嘩を売るのが当たり前でした。
問題は性格以上に、換毛期の凄まじさでしょうか。
ネットで“犬 換毛”と入れて画像検索をすると、柴犬をブラッシングしたあとの山のような抜け毛画像が出てきます。
毛が抜けるのは、ダブルコートの犬種の宿命ですが、それにしても飼い主さんはみなさん抜け毛に頭を抱えています。
飼いにくい犬のランキング 第5位
パグ
ペチャっとつぶれたお鼻のかわいらしいパグが「飼いにくい犬のランキング 第5位」になりました。
お顔のシワシワ部分は空気に触れにくく、高温多湿の日本において、蒸れてしまい雑菌が繁殖しやすくなります。
つまり、においが出てきてしまうのです。
そうは言っても、あのシワシワが魅力でもあるので、ジレンマでしょうか。
きれい好きな日本人には少し飼いにくいかも知れませんね。
さいごに
飼いにくいと聞いて、土佐犬やピットブル、ドーベルマンを思い浮かべた方もいるでしょう。
かれらはむしろ「飼いにくい犬」というよりも、ふつうのひとに「飼われない犬」といえるので、今回は除外しました。
飼いにくいと言っても、犬は基本どの犬種も人間といっしょに暮らせて当たり前なのですけどね!