犬アレルギーは治る?10の対策と、湿疹,喘息,蕁麻疹の症状に効く薬は?

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現在アレルギー患者が、日本人の3人に1人はいると言われるほど

アレルギーで辛い思いをしている人が、増えました。

アレルギーの症状としては、アレルギー性鼻炎、気管支ぜんそく、蕁麻疹(じんましん)、アトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎、食物アレルギー、アナフィラキシー、などたくさんあります。

戦後、日本人の食生活や生活環境、生活習慣などが洋風化し、日本人の体質自体を大きく
変えてしまいました。

中には、身近にいる犬や猫などの動物による、アレルギーの報告も近年増えてきています。

大切な家族の一員の愛犬がもしなんらかのアレルギーの原因になっていたとしたら?

そんな時、どう対処したらいいのか、まとめましたのでご紹介します。

 

(注)この記事で取り扱っている「犬アレルギー」とは、「人間が発症する」アレルギー反応のことです。

「犬が発症する」アレルギーのことではありません。

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犬アレルギーとは?

最近体調が?・・くしゃみ、鼻水、目のかゆみ充血から始まり
花粉症?風邪?それともハウスダスト?と感じた事がありませんか?

犬アレルギーとは、人が犬と接することにより、体内に存在する免疫反応がアレルゲンと呼ばれる物質(アレルゲン)に過剰に反応して、アレルギー症状が発症する事をいいます。

犬の体内で作られる、アレルギーの原因物質(アレルゲン)は数種類あるといわれています。
その中で、最も有名なのが「Can f1」という物質がアレルゲンです。

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犬アレルギーの症状とは?

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軽い症状

  • ゼーゼーという呼吸(喘鳴)
  • 目のかゆみ・充血
  • 鼻水・くしゃみ
  • 皮膚のかゆみ
  • 蕁麻疹
  • 湿疹

これらの症状は、風邪・花粉症・虫刺されのかゆみに似ていることが多い為になかなか原因がわかりにくいです。
その為、病院に行ってアレルギー検査に至るまで、時間がかかってしまいます。

 

重い症状

  • 下痢
  • 喘息のような呼吸困難
  • 嚥下困難
  • めまい
  • 嘔吐
  • 吐気
  • 動悸
  • 心拍数の増加

これらの症状が出た場合は何か重篤な病か、食中毒!?とまで思うような症状がはっきりと出ます。
特に呼吸困難に陥った場合はアナフィラキシーというショック状態が起きていて大変危険です。

この場合、すぐに病院に行かないと、命に関わることもあります。

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犬アレルギーの原因

人が鼻または口からアレルゲン(アレルギーの原因物質)を吸い込んだ時などに、アレルゲンから身を守ろうとして免疫機能が反応して排除しようとします。

その時にアレルギー反応として、色々な症状が人体に出てきてしまうというわけです。

かつては、犬の毛が鼻や口から入ることでアレルギーを引き起こすと言われていましたが、最近の研究ではそれら以外の物質もアレルギーを引き起こすということがわかってきました。
犬から発生するフケ、垢、唾液、糞尿などがそうです。

対策(治療方法)

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近年アレルギーの研究はかなり進んできていますが、残念ながら、アレルギーの特効薬はありません。

しかし、飲み薬、塗り薬で症状を抑える事はできます。
ただこの場合は、痒みや出た症状を一時的に抑えるだけの対症療法なので薬だけでは根本的には改善されません。

「目のかゆみ、鼻水、蕁麻疹、咳・喘息、湿疹などの症状」は、次の対症療法で軽減させることができます。

[アレルギーの対症療法]

・抗ヒスタミン剤
・気管支拡張薬
・ステロイド
・塗り薬、目薬。鼻スプレーなど

 

このほか、脱感作療法(「免疫療法、脱感作療法」とも呼ばれます)という方法もあります。

これは、アレルギー反応の原因となる物質(アレルゲン)を少しずつ体内に取り入れ、その量を徐々に増やしていくことで、アレルギー反応を徐々に減らしていこうとするものです。
しかし、数カ月~数年にわたって継続通院する必要があり、また効果が出ない人も多々いるため、あまり現実的な方法とはいえません。

このような対症療法の他には、アレルギーを未然に防ぐための予防対策が有効です。
次のアレルギーの予防方法で詳しく説明します。

犬アレルギーの予防方法

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犬を飼う前にできること

◆アレルギー検査と検査方法

検査方法には「血液検査」「皮膚テスト」があります。

「血液検査」は一週間ほどで結果がでます。
「皮膚テスト」はアレルゲン物質を肌に触れさせて、15分程で結果がでますが
血液検査よりは、はっきりとした結果はでません。

検査にかかる費用は、保険が使える場合は、1,000円ほどから受けられますが
その場合は飼っている犬に直接触れている場合や、テーマパークなどで犬に触れた直後に発症
した場合にしか保険対応扱いにしない病院もあります。
そのため、保険対応できるかどうかを事前に調べてからの受診をおすすめします。

犬を飼ってから手放すのはとても辛いので、飼う前に家族全員検査をしてから飼育できるかを決めた方が良いと思います。

  

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犬を飼っていて、アレルギー発症した場合

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犬を飼っていて今まで何もなかった人でも突然体質の変化で、アレルギー反応が出てしまう事があります。

また犬よりも後に生まれてきた赤ちゃんの中には、アレルギー体質の子がいる場合もあります。
そのような時には、どうしたらよいでしょうか?

 

【犬と人との生活圏を分ける】
以前は外で飼われている犬が多かったのに対して、今は室内犬が多い時代です。
室内で犬を飼っている場合は、部屋を別にしたりゲージにいれたり、もちろん寝室で犬と一緒に寝ることは避けてください。

 

【犬の手入れ・家の掃除などでアレルギー物質が体内に入るのを予防する】
次の10コの予防対策を日頃から心がけて生活状態を清潔に保ち、犬から発生する抜け毛、フケ、垢などを体内に取り込まないように注意しましょう。

  • 毎日のブラッシング
  • 犬をこまめにシャンプーする
  • 食事で汚れた後の、犬の口の周りの手入れ
  • 念入りに掃除をする(ハウスダストの防止)
  • しゅうたん・カーペットなどの抜け毛やフケがつきやすく、ダニ・ノミが出やすいものを撤去する
  • 空気清浄機を設置する
  • こまめに部屋を換気する
  • こまめに手を洗う
  • 日頃からマスクをつける
  • 犬を散歩させる時には草むらや草花を避け、ダニを犬が拾わないように注意する

 

【人間の体質改善】
アレルギー症状を緩和させるには、体質改善もひとつの方法です。
食事内容の見直し、サプリメントヨーグルトハーブティー漢方薬などを積極的に取り入れて、アレルギー体質を根本から改善する事です。

(注)漢方薬は、細心の注意を払って飲まないと効果が出ないばかりでなく副作用が出ることがあるため、漢方薬に詳しい医師に相談の上、服用されたほうが良いでしょう。

さいごに

近年アレルギー体質が増えてしまったのは、大気汚染、過度の除菌、ストレス、薬の使いすぎの薬害で、人間本来あるべき免疫力が低下していることが原因だと言われています。

元々、人には生きていく為の免疫力が備わっているものです。

これは理想論に過ぎないもしれませんが、薬で一時しのぎをしたり、大切なペットを排除するのではなく、日々の生活習慣の中での体質改善をするという意識を持つことも大切ではないでしょうか。