猫のやきもち行動と対処法!猫は嫉妬深いが人間の赤ちゃんには優しい?

猫も人間と同じように嫉妬心があって、やきもちを焼くと思いますか?

猫を飼っている方は、猫には嫉妬心があってやきもちを焼くと感じる方が多いそうです。

そこで今回は、「人間の赤ちゃん、他の猫、飼い主の恋人・家族、パソコン・新聞、電話などに嫉妬する猫のやきもち対処法」を、動画とともにご紹介したいと思います。

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猫は嫉妬するの?

■ 猫も嫉妬する

社会はボス犬を頂点とした厳格なピラミッド社会ですが、社会はボス猫以外は平等な社会です。

飼い猫の場合、ボス猫に位置するのは飼い主さんです。

つまり飼い主さん以外は平等でないと、猫は強い不安を感じてしまうのです。

例えば、人間の赤ちゃんや子猫が、自分の家に新しく住むことになった場合、「自分の地位がおびやかされるのではないか」という不安に襲われるのです。

これが猫の嫉妬・やきもちと呼ばれるものです。

猫はどんなものに嫉妬するの?やきもち行動とその対処法

猫はいったいどんなものに嫉妬するのでしょうか?

ここでは嫉妬する対象別に、対処法を含めて詳しくご紹介します。

  • 人間の赤ちゃん
  • 他の猫
  • 飼い主の彼女、彼氏
  • パソコン・新聞
  • 電話

人間の赤ちゃん

家に突然赤ちゃんが来るとします。

家族の赤ちゃんが産まれる、友達が赤ちゃんを連れてくるなど色々なケースがあると思います。

そんなとき、飼い主のあなたが猫の前で赤ちゃんを可愛がっていると、猫は「どうしてその子ばかり可愛がるの?私を可愛がって!」というように強い不安を覚えます。

これは、猫が「飼い主が赤ちゃんを可愛がる ⇒ 自分の地位がおびやかされる」と考えるからです。

こちらは、人間の赤ちゃんにやきもちを焼いている猫の動画です。

しきりに飼い主さんに顔を近づけて甘えてる仕草をみると、「私を無視しないで!私も可愛がって~!」という声が聞こえてくるようです。

■ 猫は赤ちゃんには優しくて守ろうとする?

猫が人間の赤ちゃんを優しく守るような仕草をすることがあります。

この理由については専門家の間でも、はっきりとした結論が出ていません。

ただ、「赤ちゃん独特の匂い」「顔の凹凸があまりない」「本能で赤ちゃんだと分かるから」などが可能性として考えられています。

■ 猫は赤ちゃんを攻撃する?

猫はもともと無駄な争いを好まない動物です。

猫は用心深いので、基本的に知らない相手に自分から攻撃をしかけたりすることはないのです。

しかし、まれに猫が赤ちゃんを噛んでしまったというケースが報告されています。

例えば、新入りの猫ばかりを飼い主が可愛がったりすると、先住猫は嫉妬心・やきもちから新入りの猫に対して、執拗に追いかけたり等のいじめのような行為を見せることがあります。

猫にとってみれば人間の赤ちゃんも新参者に過ぎないため、新入り猫に対する嫉妬心・やきもちが赤ちゃんにも働いている可能性があります。

ただ、きちんと猫の嫉妬心・やきもちの対策をすれば猫は赤ちゃんにとって危険な存在ではありません。

【 人間の赤ちゃんに対するやきもち対処法 】

  • 事前練習をしておく
  • 普段よりも余計に猫を可愛がってあげる
  • 赤ちゃんに近づけないように部屋のレイアウトを工夫する

それでは1つ1つ詳しく見ていきましょう。

事前練習をしておく

猫と家族の赤ちゃんがずっと一緒に生活していく場合は、赤ちゃんが産まれる前からさまざまな事前練習をしておくことが効果的です。

猫は急な環境の変化に、強いストレスを感じるからです。

次のようなことを事前練習させておけば、猫のショックも和らぎます。

  • 赤ちゃんの匂いがついたタオル・洋服を嗅がせる(赤ちゃんの人形に着せるとより効果的)
  • 赤ちゃんの泣き声を録音して猫に聞かせる

普段よりも余計に猫を可愛がってあげる

赤ちゃんを可愛がるときでも、並行して猫にも声をかけてあげたり撫でてあげましょう。

また赤ちゃんが帰った後は、普段よりも猫を余計に撫でてあげるなどして可愛がってあげましょう。

ポイントは、赤ちゃんが起きている時でも猫とスキンシップをとってあげることです。

赤ちゃんが寝ている時だけ猫を可愛がっていると、猫の心の中では「自分と赤ちゃんが平等ではない」と嫉妬心・やきもちがメラメラと燃え上がってしまう可能性があるからです。

赤ちゃんに近づけないように部屋のレイアウトを工夫する

赤ちゃんと猫が接触できないレイアウトにすることも必要です。

これはお互いの縄張りを守るということです。

これによって赤ちゃんが猫を乱暴に触ったりすることを防げますし、逆に猫が赤ちゃんを攻撃することも防げます。

猫は自分に危害を加えない存在だと認識すれば、赤ちゃんに嫉妬心・やきもちを抱いていたとしても、徐々に受け入れてくれるでしょう。

海外では、猫に乗られた人間の赤ちゃんが呼吸ができずに死亡するという事例があるそうなので、そういった事故を防ぐにもレイアウトは大切です。

新入りの猫

猫同士でも嫉妬心・やきもちを焼くことがあります。

特にボスネコの役割を担う飼い主さんが、本来平等であるはずの猫社会の間で特定の猫だけを可愛がったりすると、他の猫は不安になり嫉妬心・やきもちを焼くようになります。

成猫(6歳以上)のオス同士の組み合わせは最も相性が悪いといわれます。

特に去勢手術をしていない場合は、本能の縄張り意識からくる攻撃性が出やすいため要注意です。

子猫、成猫のメスは、どの組み合わせでも相性は悪くありません。(高齢猫と子猫の組み合わせは除く。)

では、猫の嫉妬心・やきもちについてはどのように対処したらいいのでしょうか?

基本的には、人間の赤ちゃんの対処法と同じです。

2~3週間ほど経っても仲良くなれない場合は、新顔猫を迎え入れることは難しいと判断し、新たな飼い主さんを探した方が良いでしょう。

【 新顔猫に対するやきもち対処法 】

  • 事前練習をしておく
  • 先住猫を優先させる
  • 部屋のレイアウトを工夫する

こちらは飼い主さんの上で撫でられている猫に、もう一匹の猫がちょっかいをかけている動画です。

最後は拗ねてしまったのか、そっぽを向いてしまいます。

ちょっと可哀想な気がしますね・・・。

事前練習をしておく

いきなり先住猫と新顔猫を合わせるのではなく、徐々に慣らしていってあげることで、先住猫のストレスを軽減させることができます。

  • しばらくの間、先住猫と新顔猫を別々に生活させる
    部屋を別々にするか、新顔猫をケージ等で過ごさせます。お互い見えなくても匂いと音で存在は認識できています。ケージに入れる場合は、最初の数日から1週間ほどはケージに毛布などをかけて姿を隠しておくとベターです。
  • 先住猫に新顔猫の匂いを嗅がせる
    新顔猫の匂いをタオルなどにつけて、それを先住猫に嗅がせておきます。
  • ケージ越しに対面させる
    ケージ越しに対面させて、そのままお互いが落ち着くまで慣れさせましょう。

先住猫を優先させる

自分を取り巻く環境が一変することは、先住猫にとって大きなストレスです。

新顔猫を軽くなでたり抱っこするだけでも、嫉妬心・やきもちを焼くことがあります。

そのため、先住猫に優先的に食事をあたえたり抱っこしてあげるなど、先住猫を優先してあげることが大切です。

部屋のレイアウトを工夫する

猫は縄張り意識があるため、出会って間もない猫同士の接触を避けることはストレスを軽減させる上でも効果的です。

  • お互いの縄張りを作ってあげる
    お互い専用の食事場、水飲み場を用意してあげて、お互いが接触することなく生活できるような導線を作ってあげましょう。
  • 避難場所を設置する
    ストレスを感じた時に、お互い専用の避難場所を別々に作ってあげると、猫は心のよりどころになるので安心できます。

飼い主の恋人、友達、家族

飼い主の恋人など、飼い主が特に親しくする人に対して強い嫉妬心・やきもちを焼くことがあります。

特に結婚などで新しい家族が増える場合などは、ずっと一緒に暮らしていくため慎重に慣れさせていった方が良いです。

猫はフェロモンを嗅ぎ分けられるので、飼い主が仲良くする人間の性別も分かります。

もともと相性の悪い組み合わせは「オス猫・人間の男性」「メス猫・人間の男性」です(人間の男性は嫌われやすい)

そのため飼い主さんと仲良くする相手が男性の場合は、より強い嫉妬心・やきもちが芽生える可能性があるため要注意です。

次のような対処法が効果的です。

  • 新しい家族の匂いが付いた洋服などを、事前に嗅がせておく。
  • 人間に親しくするのと同時に、並行して猫も平等に可愛がってあげる。
  • 猫の前では、仲良くする姿をなるべく見せないようにする。

こちらは、抱っこしてくれている飼い主さんの腕を触ろうとすると、前足で阻止しようとする猫の動画です。

やきもちを焼いている様子が健気で、とても可愛いですね。

パソコン・スマホ・新聞

厳密には嫉妬心・やきもちとは違うかもしれませんが、飼い主さんが使っているパソコン・スマホ・新聞の上に乗ってくることがあります。

この時の猫の心理はこうです。

①「飼い主は何を黙ってジッとしているんだニャ?」

②「ただの板(キーボード・スマホ)と紙じゃないか」

③「もっと自分に注目してニャ!遊んでほしいニャ!!」

ただ猫には「邪魔をしてやろう」という気持ちはありません。

あるのは「自分を無視しないでほしい、遊んでほしい」という気持ちだけです。

対処法は以下です。

  • 猫の要望に応えてしばらく遊んであげる。
  • 集中したい場合は、猫の届かない場所に移動する。

無理やり猫をどかすと怒る場合もあるので注意しましょう。

こちらは、キーボードを打とうとする手の上に乗ってくる猫の動画です。

「私を無視しないで欲しいニャ!」という切実な想いが伝わってくるようですね。

電話

こちらも嫉妬心・やきもちとは違うかもしれませんが、飼い主さんが電話で話している時に、次のような行動をすることがあります。

  • 猫が寄ってきてスリスリする、「ニャーニャー、ゴロゴロ」と鳴く
    猫の気持ち: 楽しそうな遊びに参加したいけど参加できない不満の声
  • 電話機に乗ったり、ちょっかいをかけてくる。
    猫の気持ち: 楽しそうな遊びに参加したいけど参加できないので、自分で勝手に遊んでいる。

猫の聴力は人間よりもはるかに優れているため、電話の相手の話し声も聞こえていると思われます。

しかしながら、猫は電話の向こうに別の人間が存在していることまでは分からないので、飼い主さんが一人で話してるようにしか見えません。

とはいえ電話で楽しそうにしている時や、怒っている時に「楽しそうだな、怒っていそうだな」ということは、猫の本能で、飼い主の声の様子から感情を読み取ることはできます。

「楽しそうだな」と感じた時は、「自分もその遊びに参加したい」と思いますし、「怒っていそうだな」と感じた時は、警戒して近寄ってきません。

猫が「一緒に同じ遊びをしたい」と思うのは、猫が兄弟に対して抱く仲間意識の1つなので、電話をする飼い主に対してこのような行動をとるときは、飼い主さんに兄弟猫に対して抱くような仲間意識を持っている(飼い主と猫との間に信頼関係がある)ということになります。

やきもちを焼いた猫の行動・症状

猫の嫉妬心・やきもちが高じると次のような行動・症状が見られることがあります。

あまりにも嫉妬心・やきもちが高じると、人間の赤ちゃんを傷つけたり、家出する、病気になるなど重大な問題につながりかねないため、注意が必要です。

<猫の嫉妬・やきもちの行動>

  • 「ミャーオ、ミャーオ」と鳴く
    喧嘩を始めるときの鳴き声。相手を追い払おうとしている。
  • 「ニャオー、ニャオー」と鳴く
    自分にかまってほしい時の鳴き声。
  • 間に割って入る
    飼い主と仲良くする相手との間に割って入る。
  • 遠くからジーッと見つめる
    猫社会で相手を見つめることは敵意の表れ。
  • 食事を横取りする、追いかけまわす
    いじめのような行為。
  • 噛んだり猫パンチなどの攻撃をする
    縄張り意識が強い、未去勢の成猫のオスに多い。
  • 家出をする
    気の弱い先住猫の場合、家出をすることがある。

<猫の嫉妬・やきもちの症状>

  • 粗相をする
    ストレスが原因で下痢・便秘などを起こす。
    他の猫がいるストレスで、トイレを自由に使えないことで粗相の原因に。
  • 脱毛を起こす
    ストレスが高じた場合、精神を安定させるために過剰に毛づくろいをする結果、その部分がハゲてしまう
  • 布を食べる
    ストレスが高じると布を食べることがある。
  • 性格が変わる
    極端に臆病、または極端に攻撃な性格に変わる
  • 食欲がなくなる
  • 病気になる
    ストレスが原因となって特発性膀胱炎などを引き起こす

さいごに

猫がやきもちを焼くのを見ると非常に可愛らしく微笑ましく思いますが、当の猫からすると自分の安全・安心がおびやかされかねないので、必死な思いをしていることでしょう。

なるべく猫ちゃんに嫉妬・やきもちを焼かせないようにしてあげてくださいね。

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