猫が体の上に乗る理由!肩・膝・背中・お腹・顔・胸の場合は?

寒い時期(秋・冬)になってくると、猫が飼い主の体の上に乗ってくることが増えます。

猫が人の体の上に乗るとき、乗る場所によって猫の気持ちは少しづつ違ってきます。

そこで今回は、「なぜ猫は人の上に乗るのか?」、「肩・膝・背中・お腹・顔・胸」などの乗ってくる場所ごとに、猫の気持ちをご紹介したいと思います。

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なぜ猫は人の体の上に乗るの?

猫が人の上に乗る理由は1つだけではなく、複数の理由が複雑に絡み合っている場合がほとんどです。

例えば、「飼い主をそんなに愛しているわけじゃないけど、危険はないし、単に暖かくて寝心地がいいから」という理由で乗ってくる猫もいます。

逆に飼い主を深く愛し信頼している猫でも、夏の暑い時期には飼い主に乗ってくることは少ないです。

暖かいから

猫が人の体に乗ってくる大きな理由の一つとして、「単純に暖かいから」というものがあります。

猫が快適に過ごせるのは、気温20度ほどといわれています。

これよりも気温が高くなると、どんなに飼い主を愛していても信頼していても甘えん坊でも、飼い主の体の上にはあまり乗ってこようとしません。

寒い季節(秋・冬)になってくると、飼い主の上に乗ってくることが増えるでしょう。

柔らかくて安定感があるから

人間の体は柔らかくて、場所によっては(膝の上など)安定感があるので、猫にとって非常に居心地のよい場所なのです。

飼い主を信頼していて安心できるから(甘えん坊)

母猫や仲良しの兄弟猫と、一緒にくっついて眠るのと似た気持ちです。

飼い主のにおいのする場所は、とても安心して眠れるのでしょう。

飼い主より優位に立ちたい

猫には犬のような「ピラミッド式の厳格な上下関係」はありません。

しかし、猫にも「ボス猫とそれ以外の猫」との間には上下関係があります。

飼い主の上に乗る猫は、飼い主より優位に立ちたいという、ボス猫の気分が隠れている場合があります。

何かを要求している

たとえばお腹が減ってエサが欲しい時に、寝ている飼い主の上に乗ってくることがあります。

この場合、重さに耐えかねた飼い主がエサをくれることを、猫は理解しているのです。

子猫のときからの習慣

子猫のときに飼い主の上に乗る習慣のある猫は、人の上に乗ることが習慣になっています。

子猫時代に、人の上で快適な思いをしたのでしょう。

人の体に乗る猫の気持ちをもっと理解するための予備知識

■ 猫の位置が飼い主の顔に近づくほど、猫からの愛情・信頼度は高い。

■ 甘えん坊ほど飼い主と一緒の布団の中に入りたがる。

■ 寝相の悪い飼い主からは離れる。(危険回避のため)

■ お尻を飼い主に向けているのは、飼い主を信頼しきっている。

「なぜ猫は人の上に乗るの?」では、猫が人の上に乗ってくるおもな理由をご紹介しました。

ここでは、猫の気持ちをもっと正確に理解するための予備知識をご紹介します。

大原則として、猫の位置が飼い主の顔に近づくほど猫からの愛情・信頼度は高くなります。

なぜかというと、人間の口は猫や他の動物と同じように攻撃手段になることを猫は理解しているため、噛みつかれるかもしれない口の近くで無防備な姿になる(=眠る)ということは、飼い主を強く信頼しているといえるからです。

また猫は、信頼する相手(飼い主・母猫)には、目で「大好き」という感情を伝えようするので、できるだけ顔の近くにいようとするのです。

さらに猫の快適に感じる温度は20度ほどで、それ以上になると乗ってこなくなりますので、気持ちだけでなく気温によっても猫の寝場所が変わってきます。

また寝相の悪い飼い主の場合は、いくら甘えん坊な猫でも危険を避けるために飼い主から離れようとします。

場所ごとに見ていった場合でも猫の気持ちは複雑なので、「甘えているのか、都合のよい寝場所として利用しているだけなのか」の判断が難しい場合があります。

そんなときは、次の仕草をするかどうかで判断ができます。

ここでは人の体の上で見せがちな猫の仕草をご紹介します。

これらはおもに子猫が母猫に甘える時にする仕草なので、1つでもこのような仕草をしていれば、飼い主さんをお母さんのように信頼して甘えているという事です。

猫ちゃんがあなたの体の上にいるときに、どれだけの愛情があるのかを試してみると面白いかもしれませんね。

<甘えの仕草>

  • 手をモミモミ、ニギニギ、ふみふみ動かす
    (母猫のお乳が出やすくなるようにする仕草)
  • 自分の前足をパクッとくわえる
    (前足についた母猫のお乳を舐める仕草)
  • 飼い主の指や耳たぶ、布類をチュウチュウ吸う
    (母猫のお乳を飲んでいることを思い出している。布類の誤飲に注意)
  • ゴロンと仰向けになってお腹を出す
    (飼い主に心を許して弱点のお腹を見せている。もう撫でないでの意味もあり)
  • 喉をゴロゴロと鳴らす
    (子猫が母猫に満足やおねだりを伝える仕草。具合が悪いときにも鳴らすので注意)
  • 声を出さずに鳴く
    (いわゆるサイレントニャー。子猫が母猫を慕うときにする無音の超音波鳴き声)
  • 飼い主を見つめてくる
    (強い信頼と愛情の表れ。瞳孔が大きくなったり小さくなったりする。ちなみに、知らない相手を見つめる時は喧嘩を始めようとするとき。)
  • 飼い主と目が合ったとき、飼い主が目を閉じると一緒に目を閉じる
    (シンクロ状態。飼い主に対する甘えの表れ。)
  • 猫に顔を近づけて見つめると、おでこをおしつける、または顔をなめてくる。
    (前者は子猫が母猫に甘える仕草、後者は兄弟に対する仲間意識の表れ)
  • 飼い主の体にスリスリこすりつけてくる
    (飼い主に自分のにおいを付けて、飼い主は自分のものだと主張している)
  • 猫に声をかけると、抱っこをせがんでくる
    (強い甘えの仕草)

逆に、飼い主への信頼・愛情があまり無い場合の仕草です。

<飼い主への信頼・愛情が乏しい場合の仕草>

  • 少しでも飼い主が体勢を動かすと降りてしまう。
    (単に飼い主の体を都合のよい寝場所と考えています)
  • 猫に顔を近づけて見つめると、瞳孔が大きく広がる。または顔をのけぞらせる。
    (恐怖を感じて驚いています)
  • 猫に声を掛けても無視する。

ちなみにお尻を飼い主の顔などに向けて寝るのは、猫が飼い主を信頼しきっているサインです。

猫は子猫の頃から、母猫におしりを向けて眠る習慣があります。

これは外敵から最も無防備な背後を守ってもらい、安心しようとしているためです。

つまりお尻を向けて寝る猫は、飼い主さんを母猫のように慕っているということになります。

人の体の場所ごとの猫の気持ち

猫が乗ってくる場所ごとに見ていけば、猫の気持ちがもっと正確に見えてきます。

人の体に乗ってくる場所によって、猫の気持ちは微妙に変わってきます。

顔・胸

【飼い主が夜眠るとき、寝転んでいる時】

■ 飼い主に対して大きすぎる信頼と甘え(ボス猫と子猫の気持ちが混在)

■ 何かを要求している

寝ている飼い主さんの顔・胸のあたりに乗っているのは、完全に飼い主さんを信頼しきっている状態です。

「この飼い主は絶対に怒らない。大丈夫。」という気持ちの表れですので、信頼過剰ともいえます。

さらに「この飼い主よりも上の立場になりたい」というボス猫のような気持ちも隠れていますので、ある意味侮られているともいえます。

もちろん飼い主の顔との距離が近いので、甘える気持ちも強いです。

つまり、ボス猫の気持ちと子猫の気持ちが混在した複雑な心境といえます。

また、早朝に飼い主の顔・胸のあたりの布団の上に乗ってくる猫は「早くエサをくれ」とねだっている可能性があります。

この場合、上に乗れば飼い主が重さに耐えかねてエサをくれるものだと、猫は理解しているのです。

肩・背中

【 飼い主が立っている時 】

■ 見晴らしが良くて、いつもと違う景色がみられて気分がいい。

■ 体の揺れが面白い。

■ 抱っこは苦手だけど、くっついていたい

■ 強い甘えの気持ち。

猫は高い場所が大好きです。

高い場所は周囲を広く見渡せることから、変化にすぐ気づくことが出来るので、猫にとっては安心できる場所なのです。

飼い主が歩くときの体の揺れが面白いのかもしれません。

また「抱っこされるのは嫌いだけど、飼い主さんにはくっついていたい」という甘えん坊猫は、背中に乗る「おんぶ」を好むことがあります。

さらに猫は学習能力が高いので、「飼い主が台所に立つとごはんが出てくる」と学習していることが多いです。

そのため、猫がお腹が空いている時に飼い主が台所に立つと、子猫が母猫にエサをねだるときの「甘えん坊」気分になっていると考えられます。

そのような時は、しっぽをピンとまっすぐ上に立てながら自分の顔・額・体をスリスリとすりつけたり、時には頭を押し付けたり頭突きをして甘え(おねだり)の仕草をしてくることがあります。

飼い主の肩・背中に乗ってくるのは、その仕草よりも飼い主(の顔)に近づくために出来上がった、より強い甘えの姿だと考えられます。

【 飼い主がソファなどに腰かけている時 】

■ 柔らかくて暖かくて安定感があって居心地がいい

■ 甘えている

■ 撫でられるのが好き

人間の膝の上は柔らかくて暖かく安定感があるので、猫にとって非常に居心地の良い場所です。

人間が撫でやすいので、撫でられるのが好きな甘えん坊猫は、膝の上が大好きです。

ただ、「顔・背中に乗る、抱っこ」よりも、人間の顔からやや離れた場所になるので、膝の上をクッションと代わりに利用している猫もいます。

でも、「顔・背中に乗る、抱っこ」を好むような、飼い主を深く信頼している猫も膝の上に乗ることは大好きです。

つまり、膝の上を単なる寝場所と考えている猫も、飼い主深く信頼している猫も、膝の上に乗ることになります。

「うちの猫はどっちなの?」と判断に悩まれるかもしれませんが、先ほどご紹介した猫の仕草でどちらかを判断しやすくなります。

お腹

【 飼い主がソファなどに腰かけている時 】

■ 暖かくて柔らかくて安定感があって居心地がいい

■ 甘えている

■ 撫でられるのが好き

膝の上に乗ってくる猫とほぼ同じで、飼い主さんに撫でられたりかまってもらいたい甘えん坊な猫ちゃんです。

【 飼い主が夜眠るとき、寝転んでいる時 】

■ 飼い主をクッション代わりにしている

飼い主の顔から離れた位置にあるので、飼い主さんを寝心地の良いクッション代わりにしているといえます。

足、足の間・股間

【 飼い主が寝てるとき、寝転んでいる時、ソファなどに腰かけている時 】

■ 飼い主に対する愛情は少なめ

■ ただのクッション代わり

■ 密着感が最高!(足の間・股間)

飼い主の顔から遠いので、残念ながら飼い主への信頼度・愛情は少なめです。

足の上に乗る場合だけでなく、足に寄りかかる場合もこれにあてはまります。

ただ、布団に潜って足のところに居る場合は、飼い主と同じ布団で暖をとっているという点で、飼い主に対しての愛情はやや高くなります。

飼い主さんの足の間・股間は、密着感があるので猫にとってとても寝心地の良い場所です。

猫が上に乗ってきた場合はどうすればいい?

猫が体の上に乗ってきても、できるだけ動かないであげましょう。

でも、動いたとしても猫は不機嫌になったりはしないのでご安心を。

体勢を動かしたいときは、「○○ちゃん、ちょっとごめんね」と優しく声をかけてあげましょう。

さいごに

猫が人の上に乗ってくる回数が増える寒い時期(秋・冬)は、猫の愛情を試すチャンスです。

寒い季節が来るたびに猫が乗ってくる回数がどれだけ増えるか、またはどれだけ顔に近づいてくれるかが楽しみですね!

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