雑種犬がかわいい!寿命が長くて病気に強い雑種犬の飼い方は?

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「昔はよく、飼い主がいるのかいないのか分からない雑種犬が街中にいたね」という話を聞くことがあります。

近年、そのような雑種犬は保健所に保護されるなどして、街中で徘徊する光景を見ることはめっきり無くなりました。

今や空前のペットブームの中、ペットショップの店頭では沢山の可愛い子犬達を見かけます。

ガラス越しにはとても人気のある純血犬や、ミックス犬などに沢山注目が集まっています。

でも、ペットショップで見ることのない雑種犬にも、たくさんの魅力や良さがあります。

今回は、そんな雑種犬についてまとめましたので、ご紹介します。

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雑種犬とは?純血犬、ミックス犬とのちがい

犬は、純血犬ミックス犬雑種犬に大きく分けられます。

純血犬

同じ犬種同士で、何世代も続けて交配されて生まれた犬です。
〈例〉秋田犬、紀州犬、甲斐犬などの日本犬
海外ではマルチーズ、チャウ・チャウ犬などのように長い歴史のある犬達です。

「血統書」は、この純血種の犬にだけ発行されます。

ミックス犬(ハーフ犬)

親犬が異なる純血犬同士で掛け合わされ、生まれた子犬です。

雑種犬と区別するために、ミックス犬(ハーフ犬)と呼ばれています。

〈例〉マルチーズ×トイプードル=マルプー

ポメラニアン×チワワ=ポメチワ
チワワ×ミニチュアダックス=チワックス

このような、両親犬がはっきりとわかっている子犬の場合です。
また親犬の血筋が半分ずつなので、ハーフ犬とも呼ばれています。

雑種犬

2種類以上の種類の犬が掛け合わされているため、親がどんな犬種なのかが分からない事がほとんどです。

※当記事では、この「雑種犬」について取り扱います。

風貌から「この犬とあの犬と後何が混ざっているのかな?」と成長と共に特徴が出てくるのを見るのも楽しみのひとつかもしれません。

動物愛護センターなどで、時間帯によって開放しているので可愛らしい子犬も見ることができます。

雑種犬は病気に強く、寿命が長い

「雑種犬は純血犬種よりも病気に強くて、寿命が長い?」

よくある疑問ですが、たいていの場合、雑種犬は純血犬よりも病気に強く長生きする傾向があります。

これにはちゃんとした理由があって、何度も掛け合わされた雑種犬は、純血犬に比べると親犬の遺伝的な病気や持病が発症する確率が低くなるからです。

特に日本犬は病気に強く寿命が長いため、その血を引く雑種犬は、病気に強くて長生きするといわれています。

また、体の小さな方が長生きするのは雑種犬にもいえるため、大型犬よりも小型犬の方が長生きする傾向があります。

ただし例外もあり、雑種犬のかけあわせ方によっては逆に病弱になってしまう犬もいます。

暑い国、寒い国それぞれの地域で色々な犬達が、何度も掛け合わされて雑種犬になりました。

このようなことからも、雑種犬は、環境に適した体質を持ち合わせていて強い生命力をもっているといわれています。

特に野生の中で育った雑種犬は、人間が手をかけて餌などを与えたり病気を治療したりしないので、弱い犬は自然淘汰されて強い個体だけが生き残るといえます。

なお、狼に似た体型の雑種犬が最も長寿であるという報告もあります。

純血犬よりペット保険が安くなることも

犬を飼うときに、避けて通れないのが病気やケガなどの治療費です。

いざというときに備えて、ペット保険に加入しておくと安心ですよね。

現在、多くのペット保険会社で雑種犬を取り扱っていますし、ペット保険会社によっては、雑種犬は純血犬よりも有利になる場合もあります。

例えば、「アクサダイレクト」では、雑種犬は純血犬よりも2~2.3割ほど安めの価格設定がされています。

また、「ペッツベスト」では、体重によって金額が設定されていますが(身体が小さい犬種ほど保険料が安い)、雑種犬の場合は、大きさに関係なく最も料金の安い小型犬のプランで加入できるため、中型以上の雑種犬の場合はとてもお得になります。

このような価格設定も、雑種犬が純血犬よりも病気にかかりにくく丈夫ということが背景にあります。

雑種犬は純血犬より賢いのは本当?

「雑種犬は純血犬よりも賢い」と言われたりすることがありますが、犬種の組み合わせや個体差にもよるので、事実ではありません。

しかしながら、野生で暮らしていた犬は、「生きる知恵」を身に着けながら厳しい環境の中で生きのびてきましたし、人間に捨てられた犬は手荒に扱われて「何をしたら叱れるのか」ということを身をもって知っている犬が多いです。

そのため、このような「身を守る術(すべ)」を経験として身につけている犬が多く、そのことが「雑種犬は純血犬よりも賢い」と言われる理由なのかもしれません。

雑種犬を迎え入れる際の注意点

主に動物愛護団体保健所が、里親探しをしています。

いろいろな犬達がホームページに掲載されていますので、そこで探すことができます。

また、定期的に譲渡の催しを開催しているので、直接出向いて見つけることもできます。

【雑種犬を迎え入れる際に気を付けたい事】

  • 譲渡条件
    愛護センターなどで、いくつかの譲渡条件が設定されています。
    その譲渡項目に合わない場合は、譲り受ける事ができません。
  • 心に傷を持つ犬
    保護団体からの犬の中には、過去に人間と離別して心に傷をもった犬も多くいます。
    その傷ついた心を持った犬が人間に心を開いてくれるまで、根気よくつきあう必要もあります。
  • 年齢の分からない犬
    雑種犬の中には生年月日が、はっきりしない犬がいます。
    その際は、推定年齢で譲り受ける場合があるので、何歳なのかが分からないところは理解が必要です。
  • どのくらいの大きさに成長するか予測が難しい
    子犬の雑種犬を迎え入れる場合、成犬になったときにどのくらいの大きさになるか予測することがとても難しいです。ただ、親犬が分かればある程度の予測はつけられます。

雑種犬の飼い方・しつけ

性格・性質

雑種犬の性格は、個体差が大きいため、予測することがとても難しいです。

温和な子、活発な子、物静かな子、警戒心が強い子、攻撃性の強い子などさまざまです。

純血犬のように性格の傾向が明らかになっていないので、戸惑うこともあるかもしれません。

しかし、特に難しいしつけ方・訓練方法を考える必要はなく、他の犬種に共通する基本的な飼い方としつけで充分良い子になるでしょう。

何よりも、心に傷を抱えている子も多いため、愛情たっぷりに育てることが一番大切です。

1歳ぐらいまでにはトイレトレーニング、「まて!ダメ!よし!」の命令に従えるようにしつけておきましょう。

ある程度一緒に過ごしていくと、その子の気質がわかってきます。

その上で、その子の気質にあったしつけをしてあげましょう。

雑種犬から介助犬やセラピー犬に育て上げた方もいるくらいですから、根気よくしつけをしていくことが大切です。

食事・運動・お手入れ

雑種犬を飼おうとするとき、身体の大きさ被毛の長さなどで、ある程度のことは予測できます。

基本的に、大きな犬ほど必要な餌の量も多くなり、また多くの運動が必要ですので、それに応じて必要な散歩時間も多くなります。

また、長い被毛の犬ほど抜け毛も多くなる傾向があり、その分ブラッシングも多く必要になりますし、掃除の手間も増えてきます。

まだ子犬の場合は、成犬になったときの大きさ・特徴を予測しにくいため、その子の親犬の大きさを確認しておくことはもちろん、その子の成長過程を日々観察することが大切になってきます。

雑種犬もペットショップや美容院でトリミングしてくれるの?

「雑種犬でもペットショップや美容院でトリミングしてくれるの?」と悩まれる飼い主の方もいらっしゃいます。

ペットショップや美容院には、血統書付きの純血犬しかいないイメージが強いからかもしれません。

答えは「もちろん、ペットショップや美容院に連れて行ってOK!」です。

ペットショップにも雑種犬は多くいますし、お店も快く引き受けてくれますので、気遅れすることなく連れて行ってあげてください、

ただ、本気で噛むような子や、ワクチン接種が済んでいない子は受けてくれないところもあります。

でも、それは純血犬でも同じですね。

雑種犬のワクチン

ワクチン代は、犬種ではなく、体重・ワクチンの種類・その地域環境で決まります。

つまり、純血犬と同じです。

  • 狂犬病(義務なので必ず!)
    登録料込みで3000円ほど(年に一度)
  • 混合ワクチン
    6種で6500円~7000円、10種で8000~10000円ほど(1~3年に一度)
  • フィラリア
    1200円~1400円ほど(年に一度)

さいごに

ペットブームの中、店頭で人気を集めている犬は、テレビなどでよく取り上げられています。

実は雑種犬でも非常に賢くて可愛い犬がいるのに、話題の片隅に埋もれてしまっているのはなんだか寂しいですね。

どんな犬にも、良い点・悪い点は必ずあります。

純血犬だから良くて、雑種だからダメ、という決めつけはひとつも当てはまりません。

歴史をさかのぼれば、純血犬も色々な犬種を掛け合わせて作られました。

雑種犬には独特の特徴や風貌をもっており、純血犬には無い魅力があります。

雑種犬は、どのような子に育つか予測が難しい部分が多いですが、その分個性的で、その子だけの性格・特徴をもつ世界に1匹しかいない犬といえるでしょう。

雑種犬を飼われている方、あるいはこれから飼おうとされている方は、胸を張ってワンちゃんにたっぷりと愛情を注いであげてほしいと思います。

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